手触りふわふわのズボン、お子様のパジャマにおひとついかがですか?
ふわふわのシンプルな子供用のズボンって、ありそうでないんですよね。
普通の記事を買って作っても良いのですが、手触り界では私の一押しの、100均マイクロファイバータオルと使ってみました。
服なんて作ったことないからちょっと…という人にもチャレンジしてほしくて、短な素材で型紙なしで簡単に作れる方法を考えてみました。
Contents
今回作る子供用ふわふわズボンの材料

名称 | 入手先 | 参考価格 |
いらないシャツ | 家にあったもの | ー |
マイクロファイバーバスタオル | キャンドゥ | 300円 |
平ゴム(12コール) | ダイソー | 100円 |
ズボンの本体をキャンドゥのマイクロファイバータオルで、ウエストベルト(ゴムを通す部分)を着古したTシャツで作ります。
写真のタオルはバスタオルで300円の商品、120サイズのズボンが作れます。
100サイズのズボンを作るならダイソーで100円で買えるこちらのタオルで足ります。



子供用ふわふわズボンの作り方
難易度 | 中級者 |
材料費 | 400円〜 |
制作時間 | 2時間程度 |
作る方法 | ミシン |
難しい製図はありません。
カーブは2箇所だけで裾の部分も縫いません。
服を作るのは難しそうという概念を捨てて、ミシンが少し慣れてきたかも?という人は是非チャレンジしてみてください。
下準備〜裁断します
タオルにチャコを使うのが大変そうなので、型紙やチャコは使いません。
直接測って直接裁断するので、かなり時短になりました。
step
1半分に折って印をつけます

内側が面になるように半分に折って、60㎝×60㎝の正方形にします。
輪になっている部分を上に置いて、6箇所測ってまち針で止めてください。
サイズ100で作るときはダイソーのマイクロファイバータオル(45㎝×100㎝)を同じように半分に折り、以下のように印をつけてください。
- 両端上(輪の方)から21㎝下がったところ
- 上端右から5㎝のところ
- 上端左から8㎝のところ
- 両下端(耳の方)角から5㎝
印をつけたら、この先の裁断の手順へ進んでください。
step
2印に合わせて裁断します

先程のまち針を目印にして、写真のように裁断します。
裁断し終えたら、写真のように右上を斜めに裁断し、残った左上の輪になっているところを切り離して2枚にします。
step
3繊維はコロコロで掃除しておきます

とにかく毛が散りますので、裁断が済んだら切り口をコロコロでお掃除しておいてください。
step
4ウエストベルトを裁断します。
Tシャツの裾から9センチのところで裁断します。
前と後ろそれぞれ真ん中にチャコで印をつけておきます。
step
5ゴムを切ります
平ゴムの伸縮率は大体80%程度なので、ほしいサイズの8割に縫い代を1㎝足したものを2本カットします。
《例:ウエストが50㎝の場合》
50㎝×0.8+縫い代1㎝=50㎝
といったふうに長さを決めます。

※伸縮率に関しては、平ゴムのパッケージをご確認ください。
切り終えたら裏表をわかりやすくするために、片面にチャコで印をつけておきます。
作り方工程
毛足が長いので滑って少し縫いにくいかもしれませんが、落ち着いてゆっくり縫いましょう。
縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
縫い代は全て1㎝です。
step
1またぐりを縫います

- 裁断が済んだそのままの形で、上から真ん中の突起部分まで縦方向に左右それぞれ重なった状態で縫い合わせます。
- 直線縫いの後はジグザグミシンで端を処理します。
- 縫い代を右に倒して表から縫い代を抑えるようにステッチします。
step
2股下を縫います

- またぐりの縫い目同士を中表に重ねて、ズボンの形にします。写真の順番にまち針を留めて仮止めします。
- 裾から股の中心を通って反対の裾へ、一気に縫い合わせます。
- 縫い代をジグザグミシンで処理します。
step
3ウエストベルトを縫います

1.ウエスト部分にTシャツの裾を、写真を参考に仮止めします。
ウエストとベルトの長さの差が5センチ程度ならそのまま使えます。
あまりに長いようなら、切って長さを調整して輪っかに縫い直してから仮留めします。

2.ゴム通し口を作ります。
星マークの部分(前側)のみ、ウエストベルトをめくって、1枚とズボンを5㎝縫い合わせて端をジグザグミシンで処理します。

3.ゴム通し口で縫った5㎝の左右それぞれ1㎝ずつを重なるようにして、ぐるっと1周縫い合わせます。
ゴム通し口が3センチ空いている状態に縫い上がります。
4.細い平ゴムを2本通すため、トンネルを2本に縫い分けます。
ウエストベルトの半分の幅のところを、ゴム通し口の3㎝を開けてぐるっと一周ステッチします。
step
4ゴムを通します

- ゴム通しを使ってゴムをねじれないように気をつけて通します。
- 一周通し終えたらねじれていないことを確認し、1㎝重ねて手縫いで縫い合わせます。
- 同じ手順でもう一本通して完成です。
ズボンは後ろと前がわかりにくい?
ゴム通し口がある方が前なのですが、履く前によく確認しないとわかりにくく、子供には面倒なようです。
こんな方法で目印をつけてみてはいかがでしょうか?
【お尻にポケットをつける】

Tシャツの袖部分でポケットを作れば、パッとみてすぐに後ろが判断できます。
簡単に縫うには右側だけにつけることです。
左右対称を気にしなくていいので、測る必要がなく好きな場所に適当に縫い付けるだけでOK!
- 袖口がポケット口になるようにして、ポケット口以外に縫い代を1㎝プラスして裁断します
- ポケット口以外をジグザグミシンで端処理し、裏側へ縫い代分を折ります
- ちょうど良い位置へ仮止めし、ミシンでポケット口以外の辺を一気に縫います。
【ウエストベルトを縫うときにリボンを縫い込む】
リボンを5㎝用意して半分に折り、ウエストベルトとスボンを縫い合わせるときに、後ろの中心に挟んで一緒に縫い込む方法です。
挟んで一緒に縫うだけなので簡単なのに、履いている状態でも一眼で確認できるので便利です。
【内側に書き込む】
布用のペン、またはハンコでゴム通しの近くに「まえ」と書いちゃう方法です。
市販のズボンにも使えるお手軽テクなので、よく後前を間違えて困っているならぜひお試しください。
子供用ふわふわズボンの使い方
このマイクロファイバータオルは手触りがいいだけでなく、ふわふわの繊維に温かい空気がたまるので、冬におすすめの素材です。
幅に余裕がある作りなので、ゆったりはけてパジャマにぴったりです。
ゴム通し口が空いている状態なので、ゴムの劣化やサイズ調整など、ゴムを簡単に交換できます。
【子供用ふわふわズボンの作り方】まとめ
普通の布ではなく、耳があるタオルや端処理が済んでいる古着を使うことで時短ができます。
このレシピでは120㎝の息子が履いて足首がしっかり出る丈だったので、110㎝のお子様でくるぶしあたりになると思います。
110㎝でぶかぶかめにはいて、翌年に120㎝でちょうどいいサイズになるイメージで履けば長く楽しめます。
お気に入りだったTシャツを使えば愛着もひとしおですよ。